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2009年06月13日

川まわしが出来た

 第二千曲川橋りょうの応急工事は、いずれにしろ川の水が減らないことには手がつけられない。そのためには、まず川まわし。

railman01補足説明:川まわしとは

川の中で工事をしようとする時、流れている水の中での工事は大変難しく、この水を止めないと工事ができないことが多い。
しかし川の水をせき止めることは不可能に近いので、川の土砂などで川の半分の水を工事をしない側に誘導し、工事をする場所に水が流れないようにすることを「川回し」と呼んでいる。

これが意外に手間どり、最後の部分の水の勢いが強く、どうしても水がまわせない。やり始めてから一日半かかってようやく完了。この間、重機運転者は一睡もせずに頑張りとおしてくれる。
 六日の朝、応援に来てくれている工事区の助役から、
「区長、やっと川まわしが出来ました。」
と息せきって連絡してくれる。
 丁度、この日、本社常務理事が局長と一緒に現地視察。実にタイミングが良い。
 これにより、本格的に応急工事は急ピッチで進むことになる。
 一方、松原湖~小海間の築堤崩壊箇所は三箇所、いずれも山あいの急傾斜地を這いつくばうように線路が走っている所で、現場までの搬入路がない。やむなく、線路上にシートをかけ、材木を敷き並べ、重機、ダンプが通れるようにする。ダンプ

 

最初のうちは準備に手間どり、なかなかはかどらず、最初のダンプが土砂を運んで来たのが四日の夜。

施設部長に"地交線式災害応急工事か?"とハッパをかけられる仕末。その後要領も良くなり、こちらも急ピッチ。

また資材輸送のため工事用臨時列車を仕立てたことも早期開通の手助けとなった。



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タイトル:鉄道員に魅せられて
著者:粕渕輝雄