2000年07月15日
人身事故・・・言葉がでない
・保線職場でのもう一つの悩みは人身事故、すなわち世を儚んでの列車への「飛び込み事故」である。ご本人にはもちろんどうしようもない悩みの末の出来事であろう。夜中に電話がかかってくるのは、ほとんどがこのような時である。寝ている助役さんを起こして、二人で現場に駆け付ける。
・まだ生きているような穏やかな顔のまま線路脇に横になっている姿に、思わず手を合わせ深々と頭を下げる。このような時はまだしも、見るも無残にかなりの区間にわたって肉片が飛び散っている時もある。列車運転士は、遺体を列車から離れた線路脇に安置し、列車が動けるかの確認した後、保線関係者に後事を依頼して出発。我々は警察関係者や救急車の来るのを待って、その処置が終わってようやく現場から離れることができる。
・ある時は、夜中に人身事故があったその翌日がロングレール交換の閉鎖工事、組合の強いこの当時はレールを洗い流す作業もみな管理者、かなりの区間を助役さんと二人で水を流して漸くその日の工事には支障がないようにしなければならないような状況であった。


