2003年08月01日
労働安全衛生マネジメントシステム
・ISO9000(品質マネジメント) ISO14000(環境マネジメント)はよく知られているが、この労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)を各企業取り組むように!と労働省あたりから盛んに要請があった。このシステムを導入することにより、
(1)組織全体の労働災害防止の仕組みを構築する。
(2)事故の減少・防止を図る。
(3)健康増進等を進めてゆくというもので企業イメージのアップ、労働災害によるロスを削減し健全な企業経営を支えるというものである。
・この講習会にも参加、「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」や他のマネジメントシステムを参考に、原案作成に取り掛かったが、現場などからの抵抗が強い。
・それは、各システムが、パソコンを使って記録を必ず残さざるを得ず、今でも現場監督だけでも非常に忙しく、現場から帰って夜のこの処理をしなければならない。それに加えて「今度はさらに労働安全システムもですか?」との声が高い。
・確かに、今はパソコンを使って記録等をきれいに整理できる管理者の方が、現場監督をしっかりやってもパソコン処理ができない管理者より優れている!という偏った考えはないにしても、そのような雰囲気があることも事実。これでは本末転倒、現場実地をきっちり把握したうえでのパソコン整理であろう。しかし、年配の所長さんたちは、パソコンがそれほど得意でないことは事実、大変である。
・こんな声の中で、いかにシステムを軽くするかが最大の命題、出来上がったものは、かなり軽くしたつもりでも、新しいシステムが付加されることは間違いなく、現場の負担がある程度増えることは勘弁してもらわなくてはならない。しかし本店から押し付けられた!というのではこのシステムがうまく運用されるはずがなく。本来の趣旨・目的を理解して、事故防止のため、ひいては会社経営の一翼を担うことを理解したうえで活用してほしいものであり、我々もまたパソコン、パワーポイントを駆使して各支店や現場への浸透を図った。
・やはり安全部の仕事は、本社で机に張り付いているのではなく、現場をくまなく回り現場実態を把握すること、そして現場の皆さんの生の声を聞くこと、すなわち「三現主義」(現場・現物・現実)が最も重要であることを実感する。


